アウェイゴール２倍ルールがもたらす悲喜こもごも

こんにちは！

突然ですが、「アウェイゴール２倍ルール」というのをご存じですか？

内容は言葉の通りで、アウェイでの試合でのゴールが２倍とみなされるルールです。
海外サッカーのトーナメント戦では、２チームのホームとアウェイの２試合で
行われる事が多く、その２試合の合計スコアでどちらが先に進める形をとっています。

その２試合の合計スコアが同点の場合、「アウェイゴール２倍ルール」が適用され、
アウェイゴールの多い方が勝ち、となるわけです。

このルールによって、過去に様々なドラマがありました。

記憶に新しいところでは、今年のUEFAチャンピオンズリーグベスト１６の
チェルシーvsパリ・サンジェルマン。

第１戦はパリで行われ、1-1で引き分けました。
この時点でチェルシーがアウェイゴールを１点奪った事になります。

第２戦はチェルシーのホームであるロンドンで行われました。
試合は後半半ばにチェルシーが先制し、リードを奪います。
しかしパリ・サンジェルマンは試合終了間際に同点ゴールをゲット。
試合は同点のまま90分が終了し、延長戦に突入します。

延長戦でもチェルシーが勝ち越し点を奪い、再びリードします。
しかし延長後半も半ばを過ぎた頃、パリ・サンジェルマンが同点に追いつき
土壇場で試合を振り出しに戻します。
しかもこの時点でパリ・サンジェルマンはアウェイゴールを２つ奪った事になり、
形勢は逆転しました。

その後のチェルシーの必死の反撃も及ばず、試合終了。
２試合トータルは3-3ながら、アウェイでのゴールはパリ・サンジェルマンの方が多いため、
パリ・サンジェルマンが次のラウンドへ進出しました。

延長ももう終わろうかという時間帯でのゴールだったので、
見た時は本当に興奮しました。

ヨーロッパや南米ではアウェイチームが得点をあげるのが難しいために生まれたルールだと
思うのですが、面白いルールを作ったものですね。

それではまた！

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